047-704-9696
〒272-0133 千葉県市川市行徳駅前3-7-15 行徳イトーストア21号
営業時間 9:00~18:00 定休日 土日祝
サルコペニアとは 市川浦安で看護やリハの経験を生かせる求人
今回は「サルコペニア」についてです。
○サルコペニアとは
サルコペニアとは、加齢や疾患によって筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」です。また、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」も言います。
サルコペニアという用語は、Irwin Rosenbergによって生み出された造語で、ギリシャ語で筋肉を表す「sarx (sarco:サルコ)」と喪失をと「penia(ぺニア)」と表し、これらを合わせた言葉です。
サルコペニアは、加齢が原因で起こる「一次性サルコペニア」と、加齢以外にも原因がある「二次性サルコペニア」とに分類されます。
加齢以外にも、日常生活動作や疾患、栄養状態によってもおこります。
メカニズム
筋肉の量は筋タンパクの合成と分解が繰返し行われることで維持されます。筋タンパクの合成に必要な因子の減少や、筋タンパクの分解が筋タンパクの合成を上回ったときにも筋肉量は減少してしまいす。
加齢によって、筋肉の増加に関係する性ホルモンの減少・筋肉を働かすために必要な細胞の死(アポトーシス)・ミトコンドリアの機能障害が生じることと、廃用・栄養不良・癌や糖尿病などの消耗性疾患による筋萎縮(カヘキシア)の要因が合わさってサルコペニアを発症します。
また、脳からの指令を筋肉に伝える働きをする運動神経の損失や、コルチコステロイド・成長ホルモン(GH)・インスリン様成長因子1(IGF-1)・甲状腺機能異常・インスリン抵抗性など筋肉の増大に関係するホルモンの影響によってもサルコペニアは発症します。
各疾患に罹患することにより炎症性サイトカインが多くり、筋タンパクの分解が進むことでもサルコペニアの発症につながると考えられます。
診断方法
6mの歩行テスト(time to go)、筋肉量の測定、握力の測定結果によって判断する欧米人向けのサルコペニア診断アルゴリズム(測定方法)があります。
筋肉量の測定には、骨粗鬆症の判定にも使われるX線照射によって正確性の高い結果が得られるDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)、または微弱な電流を体に流し、電気抵抗で測定するBIA法(生体電気インピーダンス法)が推奨されます。
欧米人とアジア人の骨格は異なるので、2014年AWGS(ASIAN working Group FOR SARCOPENIA)によって日本人の体格でも対応できるアジア人特有の診断基準がつくられています。
転倒とサルコペニア
65歳を超えると3人に1人が、年に1回以上転倒するという統計が出ています。転倒は特に75歳から急激に上昇し、この転倒が増加する75歳前後より、足の付け根の骨折(大腿骨頚部骨折)も急激に増加傾向にあります。
転倒は、コードや段差につまずくなどの「偶発の環境要因」が30%ほど、7%ほどは「歩行やバランス障害、筋力低下」といった身体虚弱が原因と言われています。したがって、転倒は「骨折」や「外傷性脳出血」などの原因にもり、「筋力低下」や「バランス障害」などの結果、転倒が生じると言えます。
加齢に伴う筋力の低下
加齢に伴い、どんな人でも筋力が落ち、足腰のだるさを経験すると思います。
握力の低下、下肢の筋力も同様に加齢とともに低下し、握力と相関すると言われています。50歳を超えた頃から、男性では年平均0.43Kg、女性では0.23Kgずつ低下し、通常の低下以上に筋力が低下してしまう状態を「サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)」と言います。
サルコペニアの実際と予防方法
実際に、サルコペニアであると考えられる人は、60~70歳で5~13%、80歳を超えると11~50%にも及ぶと考えあられています。筋量を維持、増進していくためには運動と適切なアミノ酸、タンパク質の補給が必要となります。そして、ビタミンDなども補充することが重要です。
まだまだ新しい定義のため、ロコモシンドロームとの区別は明確ではありません。
気になる方はお近くのお医者様に聞いてみて下さい。
19/07/29
19/07/23
TOP
今回は「サルコペニア」についてです。
○サルコペニアとは
サルコペニアとは、加齢や疾患によって筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」です。また、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」も言います。
サルコペニアという用語は、Irwin Rosenbergによって生み出された造語で、ギリシャ語で筋肉を表す「sarx (sarco:サルコ)」と喪失をと「penia(ぺニア)」と表し、これらを合わせた言葉です。
サルコペニアは、加齢が原因で起こる「一次性サルコペニア」と、加齢以外にも原因がある「二次性サルコペニア」とに分類されます。
加齢以外にも、日常生活動作や疾患、栄養状態によってもおこります。
メカニズム
筋肉の量は筋タンパクの合成と分解が繰返し行われることで維持されます。筋タンパクの合成に必要な因子の減少や、筋タンパクの分解が筋タンパクの合成を上回ったときにも筋肉量は減少してしまいす。
加齢によって、筋肉の増加に関係する性ホルモンの減少・筋肉を働かすために必要な細胞の死(アポトーシス)・ミトコンドリアの機能障害が生じることと、廃用・栄養不良・癌や糖尿病などの消耗性疾患による筋萎縮(カヘキシア)の要因が合わさってサルコペニアを発症します。
また、脳からの指令を筋肉に伝える働きをする運動神経の損失や、コルチコステロイド・成長ホルモン(GH)・インスリン様成長因子1(IGF-1)・甲状腺機能異常・インスリン抵抗性など筋肉の増大に関係するホルモンの影響によってもサルコペニアは発症します。
各疾患に罹患することにより炎症性サイトカインが多くり、筋タンパクの分解が進むことでもサルコペニアの発症につながると考えられます。
診断方法
6mの歩行テスト(time to go)、筋肉量の測定、握力の測定結果によって判断する欧米人向けのサルコペニア診断アルゴリズム(測定方法)があります。
筋肉量の測定には、骨粗鬆症の判定にも使われるX線照射によって正確性の高い結果が得られるDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)、または微弱な電流を体に流し、電気抵抗で測定するBIA法(生体電気インピーダンス法)が推奨されます。
欧米人とアジア人の骨格は異なるので、2014年AWGS(ASIAN working Group FOR SARCOPENIA)によって日本人の体格でも対応できるアジア人特有の診断基準がつくられています。
転倒とサルコペニア
65歳を超えると3人に1人が、年に1回以上転倒するという統計が出ています。転倒は特に75歳から急激に上昇し、この転倒が増加する75歳前後より、足の付け根の骨折(大腿骨頚部骨折)も急激に増加傾向にあります。
転倒は、コードや段差につまずくなどの「偶発の環境要因」が30%ほど、7%ほどは「歩行やバランス障害、筋力低下」といった身体虚弱が原因と言われています。したがって、転倒は「骨折」や「外傷性脳出血」などの原因にもり、「筋力低下」や「バランス障害」などの結果、転倒が生じると言えます。
加齢に伴う筋力の低下
加齢に伴い、どんな人でも筋力が落ち、足腰のだるさを経験すると思います。
握力の低下、下肢の筋力も同様に加齢とともに低下し、握力と相関すると言われています。50歳を超えた頃から、男性では年平均0.43Kg、女性では0.23Kgずつ低下し、通常の低下以上に筋力が低下してしまう状態を「サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)」と言います。
サルコペニアの実際と予防方法
実際に、サルコペニアであると考えられる人は、60~70歳で5~13%、80歳を超えると11~50%にも及ぶと考えあられています。筋量を維持、増進していくためには運動と適切なアミノ酸、タンパク質の補給が必要となります。そして、ビタミンDなども補充することが重要です。
まだまだ新しい定義のため、ロコモシンドロームとの区別は明確ではありません。
気になる方はお近くのお医者様に聞いてみて下さい。
株式会社エフドアーズ
.
047-704-9696
〒272-0133
千葉県市川市行徳駅前3-7-15
行徳イトーストア21号
営業時間 9:00~18:00
定休日 土日祝
■□―――――――――――――□■